| 研究テーマ : 「知ること」と「学ぶこと」の情報学的研究 |
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| 研究分野 : 情報学、情報教育、情報哲学 |
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自己紹介
東京大学工学部物理工学科を卒業し、その後電子技術総合研究所大型プロジェクト特別研究員、ソフト会社でのシステムエンジニアを経て現在は慶応大学環境情報学部で非常勤講師として情報技術ワークショップ等を担当している。
大学の情報概論、情報基礎などの授業を担当する中で、大学一般教育として行う情報教育の内容に疑問を持ち始めた。一般学生を対象とした情報基礎科目はコンピュータやソフトの使い方、あるいは情報工学の入門といった内容ではなく、情報技術を介した情報の意味や情報解釈による認識を問題にすべきであり、それによって情報社会の問題を解決する事につなげるべきなのではないかと考える。このような教育科目としての“情報学”は「基礎情報学」を基礎として組み立てることができる。
「基礎情報学」においては、情報あるいは情報の意味を客観的、静的にとらえるのではなく、情報の意味作用として情報の動的な側面と静的な側面を同時的なものであり、生命体の生きる活動と不可分一体であると捉える。この情報概念の捉え方は生命体を自律システム−構成素が構成素を産出する作動の連鎖として成り立つ自己組織系−と捉えることと深く関係している。すると「知ること」「学ぶこと」は環境に触発された自律システムの作動として捉えられることになり、これは人間の内なる知識に対し外にある知識を教師が追加するという従来の教育観の改変を迫ることにつながる。
この情報概念、自律システムとしての捉え方を基礎として、情報教育を考えてゆくのが私のテーマであり、その内容としての情報の意味の問題、その方法として教育という二つの側面を共に対象としたい。 |