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生命記号論:宇宙の意味と表象
『生命記号論』
ホフマイヤー 著
基礎情報学は、以下の理論を批判検討することから、構想されています。
生命記号論
オートポイエーシス論
メディオロジー

「生命記号論」は、記号過程としての生命を記述する。つまり、因果関係の二項論理ではなく、パースの三項論理を生命活動にも見出し、生命とは記号過程であるという。個体発生を例にとろう。DNAは受動的存在であり、それだけでは個体発生は起こりえない。受精卵によって解釈されてはじめて、DNAは意味を帯び、生体が形成されていく。その解釈のプロセスで、外部観察者からみれば、エラーが起きることもある。生命は非規定的な記号過程であり、因果律のみで記述できないのだ。

生命記号論は、基礎情報学が参照する理論の1つである。というのも、基礎情報学は「生命と情報(生命記号)」から出発するからだ。だが、生命記号論は荒削りであり、さらに、このままでは生命から社会までを把握する理論へ到達することは難しい。それを補完するために、オートポイエーシス理論やメディオロジーを参照しながら、西垣研究室は「基礎情報学」の構築を目指している。(文:河島茂生)

『生命記号論』を読む(レジュメ,PDFファイル)
[1章] 宇宙の誕生・意味の発生 / 鈴木崇史 2002.4
[2章] 失われるもの、生き残るもの / 鈴木崇史 2002.4
[3章] 宿命と自由の相克 / 大黒岳彦 2002.5
[4章] 自我の発明 / 大黒岳彦 2002.5
[5章] 生命記号圏の幕開き / 河井延晃 2002.6
[6章] 自己の定義 / 河井延晃 2002.6
[7章] データと真実、科学技術と自然の連結 / 水島久光 2002.6
[8章] 世界の共有 / 水島久光 2002.6
[9章] 意識の統一 / 河島茂生 2002.7
[10章] 自然と人間の和解 / 河島茂生 2002.7
生命記号論:関連リンク
Biosemiotics-Introduction
Biosemiotics Home Page
Jesper Hoffmeyer
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